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音故知新 on-ko-chi-shin

TAKAHIRO KONASHI official blog

音楽室考

私は授業研究会等で他校に行った時、必ずその学校の音楽室の様子を写真に残すようにしている。音楽室の掲示やレイアウトは、その学校の音楽の先生の考え方や実力がそのまま表れる、といってもよく、大いに参考になるからである。この掲示は使えるな、とか、この打楽器はこう収納するといいのか、とか…。それらの一つ一つが自分の実践のための宝の山のように思えてくるのだ。しかし、最近よく思うことは、音楽室の掲示物が多すぎて、見た目がすこぶる良くない学校が多い、ということである。確かに、音楽室は音楽の学習をするところであるから、音楽に必要な楽語や、作曲家の肖像画、喉の開け方の図や音楽のイメージの言葉も必要な時があるだろう。でもそれらを常時掲示する必要性はあまり感じられない。黒板にいろいろなサイズに切られたいろいろな言葉が貼ってあったり、音符があったり、歌詞があったり、子どもの気持ちになって考えてみると、いろいろな情報が多すぎて、かえってそれら一つ一つが頭に入っていかない感じがするのである。

私は、音楽室もやはり“シンプル”な方がよい、と思っている。本当に必要なことを必要な時だけ見せる、そのために、折角ある50インチの大型ディスプレイを大いに利用するのだ。私の現任校の音楽室では、常時は授業で必要な情報しか児童の視線の中に入ってこないように工夫している。もちろん黒板も使うが、チョークの粉は絨毯敷の音楽室には厄介なもので、楽器やパソコンなどの精密機器にもあまりよろしくない。よって、黒板にカーテンを付けてもらい、必要のない時には閉めるようにさえしている。目で集中し、耳でも集中する…音を学ぶべき教室の理想の姿とはいかがなものなのか…日々試行錯誤を続けている。(素敵な音楽室をご存知の方はお知らせください。)

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