次世代の音楽の授業を模索して④…タブレットを使った鑑賞「木星」の授業の創造その3
第1時「究極のメロディーM」のいろいろな演奏を聴こう
教育音楽小学版12月号「ICT実践特集」発売
以前御紹介しましたが、9月に教育音楽小学版の編集部の方が本校にお見えになり、ICTの実践についての取材を受けました。その時お話したことが、11月18日発売の12月号に掲載されております。
ICT機器を効果的に活用すると、もっともっと音楽の授業は素敵になる筈なのに、様々な理由からなかなか進まない現状があります。
アクティブラーニング、授業のユニバーサルデザイン化など、これからの学校教育のキーワードを語る上で、ICT機器の活用は共通したトリガーであり、音楽科でも積極的な活用が求められていきます。
私や他のお二人の実践が、少しでも音楽の先生方のICT機器活用の参考となれば幸いです。
(記事の中の、タブレットを活用した「木星」の鑑賞の授業実践については、本ブログでも連載で御紹介しています。)
日本音楽教育学会で学ぶ
「禊」(みそぎ)初体験
「禊」これぞ、ザ・修行
確かに清々しい感じが…しかし…
研修期間中の毎朝6時ぐらいから、3回禊を行ったのですが、体験してみて感じたことは、確かに禊をしたことによって、体が軽く、清々しく感じられるようになった、ということです。おそらくいろいろなモノが体の中に溜まっていて、それらが禊によって落とされたことでそう感じたのでしょうか。(恥ずかしい思いをしてやった、ということもあるので、体にそう言い聞かせているだけなのかもしれませんが…)いずれにせよ、終わった後、妙に健康的になった感じがしたことは確かです。が、しかし…
これは、絶対「冬」にはやりたくない。
そう思う私は、まだまだ修行が足りないのでした…。
この初任者研修でたくさんの宮城県の神職さんとお知り合いになれたことは大きな収穫でもありました。いつか宮城に帰る日が来るのか…今はまだ考えないことにしております…。
次世代の音楽の授業を模索して③…タブレットを使った鑑賞「木星」の授業の創造その2
鑑賞の授業に大切なものの欠落
タブレットを用いた新たな授業展開の模索
iPadのアプリ探し→「ロイロノート」発見!
「ロイロノート」はもともと、児童生徒が自分たちでプレゼンテーションをするために作られた、いわばPowerpointの子ども版のようなアプリです。1枚1枚のカードに字や、絵、写真、映像、音声を貼り付け、それらを矢印でつなぎ合わせて、順番に再生していく、というものです。この機能を活用し、1枚1枚のカードに「木星」のそれぞれの主題を貼り付け、適当にア〜カという文字を付けて配置し、児童に「究極のメロデイーM」が最も輝くためにホルストが考えた演奏順序を自由に想像して並べてもらおうというのです。
iPadアプリ「ロイロノート」を使った「木星」授業計画
(1)6つの各主題ア〜カをタブレットを使い、自分のペースでじっくり聴く。
(2)どのような演奏順序が最適か、ア〜カの並び順を個人で考える。(Windowsタブレットを1人1台使用、個人聴取)
(3)どのような演奏順序が最適か、並び順をグループで考える。(iPadの「ロイロノート」をグループで使用、グループ毎に聴取)
(4)グループごとに考えた演奏順序を理由とともに発表し、考えを学級全体で共有する。
(5)原曲を鑑賞し、ホルストの意図を知る。
(6)自分たちが考えた演奏順序との相違に触れながら、ホルストの意図にふれて思ったことを個人でまとめる。
授業実現のために…iPadをかき集める
次世代の音楽の授業を模索して②…タブレットを使った鑑賞「木星」の授業の創造その1
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音楽の授業で「音楽活動」にタブレットを活かせる可能性は…
鑑賞の授業研究に課した2つの「課題」
「鑑賞」の協働的な活動にタブレットの活用を絡ませる
- 世の中の多くの人の心を惹き付ける、究極のメロディー「M」(まだ題名は伏せておく)の紹介
- 様々な楽器(声)で演奏された究極のメロディーをタブレットで8つ聴く。
- 自分の心に響いた演奏を1つ選び、その理由を[共通事項]と結びつけて考える。(個人による考えのまとめ)
- 同じ演奏を選んだ者同士が集まり、なぜ良いのか、アピール点について話し合う(話し合い活動)
- 学級全体で、自分たちが選んだ演奏のコマーシャルをする。(学級での意見共有)
- もう一度、自分が選んだ理由を考え直してみる。(個へ戻る)